SDGs Granular Carbon

持続可能でカーボンニュートラル社会に貢献

SDGs顆粒炭の特長

  1. 木質バイオマス発電から排出されるバイオ炭の有効活用。
  2. 地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を削減に寄与。
  3. 活性炭製造で培ってきた様々な加工技術や触媒技術で性能向上。
  4. 持続可能でローコスト&ボリュームを供給できる。
  5. 国産材利用で森林環境の健全化、運搬時のCo2も削減。

持続可能な材料であるバイオ炭を使用し、従来のペレット炭とは異なる新製品「SDGs顆粒炭」です。約1.0~1.4㎜(14x18メッシュ)の顆粒状に造粒され、一般家庭向け日用品や雑貨品などの加工用脱臭剤として最適です。「SDGs顆粒炭」は、アンモニアの脱臭性能において活性炭を凌ぎます。また、近隣の発電所から排出されるバイオ炭を自社で生産することにより、価格も安く抑えることができ、コスト削減に貢献します。脱臭剤としての品質と価格、脱炭素の優位性を訴求し、広く普及を目指します。

新商品の背景と開発の狙い

活性炭の価格上昇や為替変動の影響により価格が上昇しています。一方で、カーボンニュートラルな製品への需要が高まる中、当社は木質バイオマス発電の副産物であるバイオ炭を活用し低価格で効果的な脱臭剤を提供することを目指しました。

製品概要

バイオ炭使用の機能性炭(脱臭・ガス除去用、ただし水用途除く)

品名 SDGs顆粒炭
品番 KR-2
材質 バイオ炭、天然鉱物、天然バインダー
粒度 1㎜φ,14x18 mesh(1.0~1.4㎜)
充填密度 0.74g/cm3
乾燥減量 10%以下
荷姿 紙袋入(内容量:20㎏入)
価格 別途お見積りします
特長
  • カーボンニュートラルに貢献
  • 活性炭製造で培った技術による性能向上
  • 持続可能でローコストで安定供給可能

ガス除去性能比較

比較項目 SDGs顆粒炭 KR-2 ヤシ殻活性炭 KD-GW
アンモニア(100ppm)
トリメチルアミン(50ppm)
硫化水素(20ppm)
メチルメルカプタン(10ppm)

<試験条件>
2L ポリ袋に試料各 5g と所定濃度のガスを入れ、1時間後に検知管で測定(社内試験)
初発濃度から除去率99%以上の場合は〇とした。 試験報告書PDF

ヤシ殻活性炭と比較

項目 SDGs顆粒炭 KR-2 ヤシ殻活性炭 KD-GW
形状 造粒(1.0~1.4mm) 破砕(0.3~0.85mm)
性能 ガス吸着性能が高い
(アンモニア除去は活性炭より上)
ガス吸着性能が高い
価格 安定して低価格 価格上昇傾向
カーボンニュートラル
(CO2低減)
間伐材を材料とするバイオマス発電所から発生する燃え殻(バイオ炭)を利用 ほとんど輸入品に頼っている
すでに炭化済みなのでCO2は発生しない ヤシ殻を炭化する工程でCO2が発生
原料としてそのまま利用する 熱処理(ふかつ)工程で大量の重油を燃焼させる
発電所から工場までトラック輸送。県内の発電所のため輸送ルートは短い 海外の工場から現地トラック輸送、海上コンテナ輸送、国内に入荷するまで輸送に大量のCO2が発生する
サスティナビリティ 継続して安定的に供給可能 今後も価格上昇する傾向(為替、輸送費、原材料、環境面のコストが要因)

今後の展開

SDGs顆粒炭は、小袋品や脱臭シートなどの製品加工用として適しており、従来のヤシ殻活性炭を使用している産業ユーザー、一般家庭向け日用雑貨品を製造販売されている関係者に対して、価格、品質、環境面の優位性を説明し、本製品への切替えを提案していきます。