金属触媒

Ni触媒活性炭

品番
NI
Ni触媒活性炭

ニッケル触媒で性能と耐久性が約30%アップ

触媒
ニッケル触媒は一般に有機化合物の水素化反応に用いられます。
遷移金属
ニッケルは金属元素ですが、内殻に空位の軌道を持つため異なる化学的性質になります。
高効率
表面積の大きい高品質ヤシ殻活性炭にニッケルを担持させます。

特長

当社のNi触媒活性炭は吸着作用に優れた高品質ヤシ殻活性炭にニッケルをナノ粒子状態で添着し、遷移金属による触媒機能を持たせた活性炭です。

用途

ガス除去

脱臭

テクニカルデータ

アンモニア吸着限界性能比較試験

◆ 試験概要

試料 A:ヤシ殻活性炭KD-GW 10g
B:Ni触媒活性炭10g (Ni : KD-GW = 2 : 8)
ガス濃度 アンモニア100ppm/回
測定時間 10分/回
検知管 ガステックアンモニアNo.3La
  • ① ポリエチ袋(200 x 300mm)にサンプルを投入し、エアポンプで空気を入れ、シーラーで密閉する。
  • ② シリンジで所定濃度の試薬を注入する。
  • ③ 10分放置後、検知管にてアンモニア濃度を測定する。
  • ④ ①~③を繰り返し、破過点を確認する。

◆ 試験結果

回数 A:ヤシ殻活性炭KD-GW B:Ni触媒活性炭
投入量(ppm) 測定値(ppm) 投入量(ppm) 測定値(ppm)
1 100 0 100 0
2 100 0 100 0
3 100 0 100 0
4 100 0 100 0
5 100 0 100 0
6 100 0 100 0
7 100 0 100 0
8 100 0 100 0
9 100 0 100 0
10 100 0 100 0
11 100 0 100 0
12 100 0 100 0
13 100 0 100 0
14 100 0 100 0
15 100 0 100 0
16 100 5 100 0
17 100 7 100 0
18 100 10 100 0
19 100 10 100 0
20 100 12 100 0
21 100 12 100 0
22 100 15 100 0
23 100 18 100 0
24 100 20 100 0
25 100 22 100 2
26 100 25 100 5
27 100 40 100 4
28 100 42 100 5
29 100 38 100 5
30 100 50 100 5

◆ 試験結果イメージ

A:ヤシ殻活性炭KD-GW B:Ni触媒活性炭
A:ヤシ殻活性炭KD-GW B:Ni触媒活性炭

◆ 試験結果グラフ

A:ヤシ殻活性炭KD-GW
A:ヤシ殻活性炭KD-GW
B:Ni触媒活性炭
B:Ni触媒活性炭

品質仕様(分析例)

形状 粒状
BET表面積 610.3㎡/g
硬度 98.5%
粒度(MESH) 20x50
充填密度 0.65g/㎤
灰分 2.3%
触媒 ニッケル
乾燥減量 11.4%
最低ロット 100㎏〜

製品加工例

  • 製品加工例 原料加工

    原料加工

  • 製品加工例 小袋加工

    小袋加工

  • 製品加工例 フィルター加工

    フィルター加工

  • 製品加工例 プリーツフィルター加工

    プリーツフィルター加工